先日、自主企画ではありますが、初めてインタビュー記事の取材~執筆までをやってみました。
ライターのお仕事をしているといっても、現在はSEOライティングを中心に執筆しているので、インタビューは初挑戦。特に取材に対してはハードルを感じていて、なかなか経験できていませんでした。
たまたま「インタビューをやってみたい」という話をしたところ「練習でいいので、書いてもらえませんか?」とお話をいただき、実現することに。せっかくなので、記事制作の裏側を書き残しておこうと思います!
各工程でかかった時間も書いてみたので、参考にしてみてくださいね。
ちなみに執筆した記事はこちら💁♀️ぜひ読んでみてください~!
事前準備
いきなりインタビューは出来ないので、まずは事前準備。入会中のキャリアスクールSHElikesの「インタビューライティングコース」などを参考に、必要事項を確認していきました。
1.レコーディングOKかの確認
取材はオンライン(Zoom)で行うので、執筆のためにレコーディングをしてもよいか、念のため確認をしておきました。当日いきなり録画・録音しますと言うよりも、相手も心の準備ができますよね。
2.企画や質問内容の共有
今回のインタビューの目的や質問をドキュメントにまとめ、事前に確認してもらいました。具体的にまとめた内容は、主に以下のものです。
- インタビューの目的
- 記事を掲載する媒体
- 想定読者
- 与えたい読後感
- 当日聞きたい質問(目的に関する質問、取材対象者の人柄を聞く質問)
- その他確認したいこと(執筆者の立ち位置、挿入する写真について)
3.Zoomの練習
当日慌てないように、Zoomのレコーディングのやり方を練習しておきました。
そこで初めて、無料版だとクラウドでの保存はできないと知った私。レコーディングするには、パソコンの容量も必要なんだなと学びました。
あと、ミーティングURLの発行方法も調べておいたので、直前に慌てなくて済みました。
4.質問用メモの作成
2で共有したことの確認が取れてから、当日する質問を紙に書いておきました。録画するので、気になったことを書き留めるために用意する感じですね。
当日の流れを考えて、アイスブレイクが終わったらまずインタビューの目的を共有しようとか、レコーディングを忘れないようにしようとか、自分用のメモとしても活用しました。
また、記事にしたときの構成も考えつつ、質問の順番を考えました。今回は取材対象者の人柄を知ってもらってから、サービスの内容に入った方が分かりやすいと判断したので、質問もその順番で行いました。
インタビュー当日
はじめのうちは緊張していましたが、元々よく知っている方とのインタビューだったので、楽しくお話しできました。気をつけたことなどを振り返っておきます。
1.レコーディング+スマホで録音
Zoomのレコーディングをしたものの、もし失敗したら大変なので、念のためスマホでの録音もさせていただきました。心配性なもので…(笑)。
途中でパソコンの容量がオーバーする、なんてことも考えられるので、安心してインタビューするためにも必要だったなと思います。
2.(Zoom無料版の場合)制限時間に注意
無料版のZoomを使う場合、連続して40分までしかミーティングができません。インタビュー全体で1時間位かけたので、制限時間近くのちょうど話の区切りがついたタイミングで、ミーティングに入り直してもらいました。
ただし1点ここで注意。一旦退出すると、レコーディングの処理が始まります。そのため私のパソコンの動作が一時的に遅くなり、すぐに入り直すことができませんでした。
5分ほどで再開できましたが、そうなるとは知らなかったので焦りました。無料版の方はお気をつけ下さい!
記事執筆
インタビューが終わったら、忘れないうちに執筆へ入りました。
1.文字起こし
お話いただいた音声を、文字にしていきます。
自動で文字起こししてくれるツールもあるようですが、初心者でよく分からず、今回は自力で行いました。(Zoomのレコーディング音源を文字起こしできるツールをご存知の方いましたら、ぜひコメントで教えてください!)
レコーディング動画を見ながら手打ちするのは大変なものの、取材当時の空気感を思い出すことができたのは良かったポイント。文字起こししながら、キーワードになりそうな部分を太字にして、あとから記事にしやすいように工夫していました。
私は取材当日から少しずつ取り組み、4日かけて計4時間で書き終えました。
2.構成
次は記事の構成を考えます。取材前に共有していたインタビューの目的などを見返して、どうやったら想定している読者に届けられるか、理解しやすい文章になるかなどを考慮して作っていきました。
書く内容の順番は、質問の順番のとおりがやはり分かりやすいと思ったので、ほぼ変えずに書くことに。文字起こしの要点をまとめて、何を記事に書くか厳選していきました。
書きたいことを箇条書きしてみて、全体の流れが見えたらひとまず構成は完成。あとは書いてみて決めることにしました。構成を練るのにかけた時間は、2日間で計3時間でした。
3.本文
いよいよ本文を書いていきます。ちなみに、初稿に使用したのはGoogleドキュメントです。構成に沿って、取材対象者の人柄と、サービスの魅力が伝わるように意識しながら言葉を選んでいきました。
今回は取材する側の私もサービスの経験者ということで、私のコメントからもサービスの良さが伝わるように工夫しています。
インタビュー記事ならではの特徴として、話し言葉をそのまま書くところと、分かりやすく言い換えるところの使い分けが難しいなと感じました。明確な基準はないと思うので感覚ですが、なるべく話し言葉を残しつつ、理解しやすくするという気持ちで書いてみました。
あとは文字数の問題。どのお話も魅力的なので全部書きたいところですが、1万字位になってしまうので(笑)、5,000字以内に収まるように削る作業もありました。文字数の目安は、他のインタビュー記事で読みやすいなと感じるものを参考にしました。
本文を書くのにかかった時間は、5日間で計7時間ほどでした。
4.推敲
書いた記事を寝かせて、翌日確認のために推敲しました。誤字脱字がないか、表現におかしなところはないかなどのチェックですね。
あと取材時の録画をざっと見直して、当時の雰囲気や盛り上がりが表現されてるかなども確認してみました。再現するのは難しいので、気休めだったかもしれませんが(笑)。
推敲には全部で2時間ほどかけていました。
初稿提出・確認依頼
記事の初稿ができたら、取材対象者に確認してもらいます。このときGoogleドキュメントのほかに、実際に掲載する予定のnoteの下書きに貼り付けたものも、あわせて送りました。(完成イメージがしやすいかなと思って)
Googleドキュメントは、共有設定すれば他の人にもコメントしてもらえるので、確認段階ではおすすめですよ。
提出の際に、確認してほしいポイントもお伝えしました。お話いただいた意図と異なった文章になっていないか、カットした部分で書いて欲しいことはないかなどですね。
修正
確認してもらい、いただいた修正点を記事に反映します。このとき、お互いに気になったことは伝え合うことが大事だなと思いました。使用する写真とか、細かい文章表現とか、公開する前に懸念はなくしておくといいですよ。
修正はそこまで多くなかったので、計1時間半くらいで完了しました。
公開・宣伝
修正版を再度確認してもらい、公開OKが出たらなるべく早めに公開!Xなどでの宣伝も忘れずに。私はXで予想以上の反応をいただけて、とっても嬉しかったです😊
【初挑戦したインタビュー記事公開🙌】
— みずか | 楽しい♡を大事にする主婦ライター✍️ (@mizuka_shestudy) 2023年12月20日
ライフコーチのちひろさん@_chihiro_123 にインタビューさせていただきました!
ちひろさんのあたたかなお人柄と、#ボヤージュコミュ の魅力が伝わるように工夫した自信作です🤭💕
ぜひ読んでみてくださ〜い😆✨https://t.co/nNOHXLdLmH
やってみた感想
率直に、挑戦してみてよかったです!インタビューできたことも、記事を企画するところから経験できたのも、とても勉強になりました。
インタビューライティングのお仕事を未経験で獲得するのは難しいと思うので、こうした自主企画を上手く活用していきたいな~と思います。
また、今回の制作方法はあくまで私のやり方です。完全な初心者なので、もっといい方法があると思いますが、何かの参考になれば嬉しいです。